「あなたのことなど なにも わからない」

と糸世に言われてしまった草十郎ですが

いままでの荻原作品少年主人公達よりは

心情が文章になっていたので、

気持ちが近づける気がしました。

草十郎のいた、薄紅とは違った空気の流れる坂東を思い描き

どんな孤独や寂寥をもっていたのかと考えます。





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